富士町では古湯映画祭やマラソン大会などいろんなイベントが開催されていますが、町内32地区ある中で菖蒲地区って何もしているものがありませんでした。 名産や特産品が何もない場所だけど、何かをしたいっていう地元の人たちの意見もあり、いろいろ考えた末、最後に残っていたのは“菖蒲”という地区名と“雑草”・・・。それならいっぱい生えている雑草さんに活躍してもらおう!!ってことになり、野草を使ったご膳を作り始めました。
材料は基本的に富士町内でとれたものを使用しています。おダシから一品一品全て手作りで手間ひまがかかっております。ご膳とお弁当を作りますが、お弁当については働く人たちのことを考えて動物性のもの(鶏肉など)も一部ありますがその他は地産地消です。 メニューは定期的にご膳会議を行い、情報を持ち寄ってその時期の旬の素材を使ったものをみんなで決めています。最初は5~6人で手鍋を持って野草を採ってきて公民館で作り始めました。以前は毎月1回(第2日曜日)の営業を行っていましたが、最近は毎日なので野草摘みから調理まであたふたしております。 少ない人数で、朝7時くらいからお弁当を作ってダムの駅に出品し、それからまた家業の農業に戻り、仕事の傍ら芹をとったり、タニシをとったりして夕方はまた次の日の仕込みに来ます。